ヒトが人間に成長するためには12年間の環境適応期間を適切に使って、
「人間らしい判断力を含む思考力・絶対学力」
を身につけなければなりません。
この、ヒトを人間に育てることを「教育」と呼びます。
教育は、
成長過程に沿った学習方法で
成長過程に沿った内容を提供すること
と
優先順位を守って進めなければ、
異常な成長をさせてしまいます。
健全な子供を育てるには、
健全な教育理論と方法を知っておかなければなりません。
「様々な教育方法がある」という人がいます。
「コレが絶対だといえるものはないはずだ」と言う人がいます。
ですが、
人類が持っている認識方法・思考方法は同じです。
このことを考えると、
環境適応の最終適応形態である、
自力で思考できる人間になるという点においては、
環境適応の制限時間や、
人間の使うことが出来る機能や感覚を鑑みた時に、
その方法は自ずと決定されていきます。
その最終形態が「どんぐり方式」です。
好むと好まざるとに関わらず、
使う使わないに関わらず、
健全な教育を目指すのであれば、
この方式は知っておくべきです。
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」お願いします。
子供達を宜しくお願いします。
2010年2月15日に公開された論文(小脳の計算機構の完全理解とその応用を目指して by 山崎匡[理研])がJNNS創立20周年記念優秀論文になっている。
その、論文の中で「どんぐり理論」の骨格が証明されている。
引用する。
http://www.jnns.org/20/yamazaki.pdf
「3.3 高次脳機能における小脳の役割の解明:多くのイメージング研究が、小脳の役割が無意識の運動だけでなく例えばワーキングメモリのリハーサルシステムや直観・ひらめきといった『無意識の思考』にも及んでいることを示唆している。思考という未知のプロセスを研究する上で必要となる、安定した理論的基盤を小脳モデルは提供してくれる。小脳を足がかりにして思考の研究に切り込むことが可能だと思われる。」
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■どんぐり倶楽部が2000年にはHPで公開していた基本理論と寸分たがわぬ理論ですね。
■早期教育の無意味さに関しては下記論文を熟読しておいて下さい。
その後で、どんぐり倶楽部の「思考の臨界期」を読んで下さい。
◎ここからJUMP:必読論文<熟読後に「思考の臨界期」を読んで下さい>
*Shinshu University Institutional Repository SOAR-IR
Title 早期教育の落とし穴-認知神経科学的見地より-
Author(s) 有路, 憲一
信州大学人文社会科学研究 2: 2-17(2008)